日陰屋雑記

名古屋サブカル団体"日陰屋"代表の雑記。

DJQ「セトリは組む?組まない?」

DJ論
ってタイトルで書くと絶対お気持ちバスターズが飛んでくるので
DJ Question、略してDJQって表記でタイトルにしました

世間で謂うDJ論について

定期的に"論"がSNSを賑わせるのは最早現代のオタクDJの風物詩ですね。
意見交換はした方がいいとは思うのですがそれをTwitterでやろうとすると
140文字制限(無課金の場合)という特性上1か0かでしか物事が考えられない方々
DJ論を展開する人間をただ貶したい方々のお気持ち表明で溢れかえるのが定番の流れ。
つまり"論議"にならないので全く持って建設的でない為
「Twitterではやらない方がいい」っていうのが私の考えです。

自分の意見を纏めると
「DJ論(=自分のDJに対する考え方、価値観)を持つ事は必要。
 でも強要するものではないし人それぞれ違っていい。」

折角DJやってるなら自分の芯を持つ事は重要だと思ってます。
じゃないとやってる意味無いって思う性質なので…
でも人間考え方は十人十色。
こういう話題自体に嫌悪感を抱く人も居るし簡単に晒して誹謗中傷出来ちゃうのが
インターネットだからこういう事書くのって難しいよね。
という事で私はnoteで自分の考えを纏める事にしました。
自分のその段階での忘備録だったり考えを文章に纏めて
自分の芯にする意味合いも含めてるので
興味がある方は暇つぶしくらいの感覚で読んでいただけると幸いです。
本当にこういう話が私としたい場合は居酒屋行って話しましょうw
スロット行ってないので金が無いから奢って下さい。

セトリ組む?組まない?

今回のテーマは「セトリ組む?組まない?」でしたね。
大事な事なので2回言いますが
「私は現状こう考える」という内容を文書化してるだけで
他の人にこう思えっていう強要をしたいわけじゃない事をご理解ください。
(ただまぁ自分のイベントに呼ぶ時の基準である事は確かですが…)

順位付け

私はオーガナイザーとしていいDJ&上手いDJを段階付けする場合
このような順位付けをします。

1:セトリを組まずに繋ぎが上手くて受けが取れる
2:セトリを組まずに臨機応変に選曲が変えれるけど繋ぎが雑で受けが取れる
3:セトリを組んで繋ぎが上手くて受けが取れる
4:セトリを組んで繋ぎが雑で受けが取れる
5:繋ぎの上手い下手関わらず受けが取れない

番手やイベント内容等前提条件定義が不十分ではありますが
今回のテーマへの回答を第一に考えるとざっくりとこんな感じ。
自分がDJプレイで一番重要視しているポイントは
「受けが取りたい時に取れるか」だと思ってます。
なので受けが取れないDJは何よりも評価順位が低いです。
いくら上手くてもフロアを置き去りにするDJは流石に…ってなります。
勿論イベントコンセプトや番手にもよりますよ。
お客バテバテなのに更にあげに行くとかはキツいですしね…
でもそれが出来るDJはこの時点で揚げ足取りなんてしないと思う。うん。

後は繋ぎは上手いに越したことはないんですが
組んで上手い=練習してるから+組んだ選曲がたまたま刺さった
っていう場合もあるのでプレイが雑でもセトリを組まずに
フロアに寄り添えている(=受けが取れている)DJの方が私は評価が高いです。
※ただDJをするという点だけで言えば組んで上手い>組まずに下手だと思ってます。
4位は初心者なら仕方ないですがそれなりに歴がある場合自分の中では5位とほぼ同格です。
練習しましょうとしか言えん。日々精進。

以上を踏まえて私はこのような評価基準になってます。

それぞれのメリットデメリット

次にそれぞれのスタイルのメリットデメリットの比較。
【セトリを組む場合】
◆メリット
・事前準備が出来るので繋ぎが雑になりにくい。
・本番プレイ中、選曲に脳のリソース割り振らなくていいので
 プレイに集中したりMCやダンス等のパフォーマンスがしやすくなる。
・VJに優しい。
◆デメリット
・当日の客層に合わせたりリクエストだったりに対応出来ない。
・前のDJと選曲が被った場合2度掛けせざるを得なくなる。
・イベントの色に合わない選曲をしてしまっていた場合滑りっぱなしで終わる危険がある。
【セトリを組まない場合】
◆メリット
・当日の現場に合わせて選曲対応(曲被り回避だったり)出来る。
・事前準備時間が無いので楽。
◆デメリット
・その場でフロア観察→選曲→繋ぎを考える→渡されたテキーラを飲む
 とやる事が多いのでDJ練度が必要(特にアニソンDJは1曲1曲短いから尚更)。
・酒で脳が死んだ場合セット組んでる派より事故率が高くなる。

比較してみたけどセトリ組まないメリット、そんな無くね?←

私の結論

纏めてみて案外メリット少ないなとは思うんですが
組まない側の『当日の現場に合わせて選曲対応出来る。』というメリットは
=受けが取れる可能性を上げる事が出来る。
=私の重要視している部分とマッチする。となりますし
これに加え、DJ練度を上げる事でデメリットを0に近付ける事が出来るので
やっぱり自分的にはセットを組まないDJのが評価高いです。
これが結論になるのかな?

どうしても私はオーガナイザー視点で見てしまうんで、
お金と時間を使いイベントに来てもらっている以上
盛り上げるべき時に盛り上げられないDJは使いづらいから
こういう考え方になってるのは否めない部分ではあります。
(なので若手のDJさんを呼ぼうと思う時は
 イベントの雰囲気に合った選曲をしそうなDJさんを優先してます。)
ちなみにセトリを組む派で
「俺は滑りっぱなしなんて無いから大丈夫!」と思ってるDJさんは
自分の周り(ホーム環境)でしかプレイした事が無い場合が多いんじゃないかなと推測します。
その場合はデメリットに数えなくていいとは思いますが将来もっと色んな所でDJしたいなってなった場合
絶対困る場面が出てくるのでノンセットDJの練習はした方がいいとは思います。
おじさんのおせっかい。

以上、組むor組まないの完全2択での私の見解のお話でした。

EX.宗十郎のやり方

上記の意見はあくまで2択での話。
では私はどうしてるかというと
出演する予定のイベントに実際に遊びに行ったり
イベントの雰囲気をSNSのハッシュタグ等で調査し、
前日までに当日やりたい流れや流したい曲をざっくりフォルダリングして
当日会場の雰囲気だったりコスプレや着ているTシャツ等を参考に
新たに作ったフォルダに曲を追加してブース上で組み立てる。
こんな感じでやってます。
この内容は今後もう少し詳細に別記事にする予定。
言葉にするなら「ある程度組む派」
第三の選択肢を増やすなって?
ちゃんと2択での自分なりの結論は出してるのでユルシテ。
論議ってそういうものじゃないかな…?
実際上手い人は大体ハイブリッド型でプレイしてると思ってます。
これのメリットは組む派組まない派のいい所取りが出来る所かな?
やっぱり呼ばれた時はちゃんと盛り上げたいし決める所は決めたいので
私は自然とこんな形になりました。
自分がセット完全提出制のイベントへの出演を断ってる理由は単純。
アウェイで滑りっぱなしで終わりたくないからです。

とまぁこんな感じで!

あとがき

以上が私が今回のテーマについて思った事でした。
この話題から派生させて先程も上で書いた
「私がイベント時に考えてる事&選曲方法」
それに加えて
「DJ始め立ての練習&選曲方法」
まで書けたらいいなと思います。

文章書くのって気力と時間が必要ですね…
今回の内容も余計な事書いてないかとか何回も推敲しました。
最近日陰屋で忙しいので空き時間に物書きの練習も兼ねて
ブログを更新していければいいなと思います。